こんにちわ!
夜フォトが上手くなりたい、YUTA【yutas_photo】です。
今回はカメラ初心者が勉強した『シャッタースピード』についてのお話。
簡単にまとめました。
シャッタースピードとは
デジタルカメラで写真を撮る仕組みを簡単に説明すると、センサーに写った光を電気信号へ変換し、それを画像データとして保存するというものです。
「シャッタースピード」は、センサーに光があたる時間のことで、表示は「秒」単位で表されます。例えばシャッター速度が速いと「1/4000」(秒)等の高速になり、シャッター速度が遅くなると「30”」(秒)といった具合です。
シャッタースピードの調整は「センサーにあたる光の量」と「時間の制御」に関係しているそうです。
「センサーにあたる光の量」を調整することができるのは、「絞りF値」「シャッタースピード」「ISO感度」の3つで、被写体やどのような撮影をしたいかということによって調整の仕方が変わってきます。
シャッタースピードの場合は、速ければ速いほどセンサーにためられる光の量は少なくなり、シャッタースピードが遅ければ遅いほど時間をかけて光の量をためられます。
デジタルカメラで「時間の制御」ができるのはシャッタースピードのみです。
被写体の動きをどのように表現したいかを考えてシャッタースピードを変化させることで、様々な写真を撮ることができます。
カメラでの表示例、使い方、変更の仕方
シャッタースピードは「Tv」(またはS)のモードに設定すると調整することができます。Tvモード(またはSモード)になると、デジタルカメラの液晶部分に「Tv」(またはS)と表示されます。
速さの調節用のダイヤルを右へ回すとシャッタースピードがより速くなり、ダイヤルを左へ回すとより遅い設定に変更できます。表示上のおもな目盛りは、1/4000、1/2000、1/1000、1/500、1/250……1/2、1″、2″、4”…とだいたい2倍の間隔になっています。
この表示は、明るさの1段階の目盛に相当しており、スピードを1段階速くするとセンサーに入る光の量が半分になり、逆に1段階遅くすると光の量は2倍に増えます。
実際のスピードの設定では、さらに細かな秒数から選べる仕組みになっています。
シャッタースピードが速いと
シャッタースピードを速くすると、より短時間の映像を切り取ることができます。例えば富士山をバックに新幹線の写真を撮る時には、高速で走っていく新幹線を瞬時に切り取る必要があるので、1/2000に設定します。
また、噴水や滝などの水が止まっているような写真を撮りたい場合にはさらに速く1/4000程度に設定します。
子どもが元気に動き回る姿を撮りたい場合は、1/200秒程度が望ましいでしょう。また、運動会などさらに動きが活発な場面では、1/500秒以上にします。
シャッタースピードが遅いと
シャッタースピードを遅くすると、長時間かけた描写をすることができます。ただしシャッターを開けている分だけ露光し続けることになりますので、手ブレの影響にも気をつけなくてはなりません。
また、明るい時間帯の場合には、ためた光の量が多すぎて(明るすぎて)結果的に真っ白になってしまうことがあります。
シャッタースピードを遅くして自分がイメージしている効果をねらいたい場合には、NDフィルターをレンズに装着します。
長時間シャッターを開けながら光の量は減量して撮影することができますので、必要なレベルのNDフィルターを使いましょう。
滝や水辺の写真は、人の見た目と同じ程度に撮影するならば1/60秒程度とし、水の流れをふんわりとやわらかく撮りたい場合は1/2程度が目安です。
水の量や流れる速さによって写り方が変わりますので、被写体によって調節してみるとよいでしょう。
夜間の場合は、NDフィルターは要りません。星空の撮影では、三脚とレリーズを使ったうえで、15~30秒程度に設定して撮影します。夜間にペンライトを使った文字の軌跡を描く場合にも、三脚を使いながら5〜10秒の設定で撮ることができます。
まとめ
シャッタースピードは、「動いているものの撮影」や「動きの表現」と関係しています。つまり、撮影するのが動く被写体なのか、止まっている被写体なのかということや、それらの被写体の瞬間を写したいのか、動きそのものを軌跡として写したいのかということです。
シャッタースピードが遅いほど手ブレの影響が出やすいので、撮影時には気をつけましょう。