こんにちわ！
YUTA【yuta_vd】です。
一眼レフカメラやミラーレス、そしてコンパクトデジカメでも多くの機種で「ISO感度」という設定があります。
ここではその意味や使い方、どんな場面で使うと便利かなどについてご紹介します。
そもそもISO感度とは何か？
ISO感度を一言で述べると「どのくらいの光を受け止めるか」ということです。
デジカメの中にはCMOSセンサーと呼ばれるものが入っています。
レンズを通して入ってきた光がこのセンサーに当たって、デジタル情報に変換されるのです。
少しの光量でもしっかり受け止める場合は「高感度」、あまり受け止めない場合は「低感度」だと理解しましょう。
カメラ内ではどのように表示される？
ISO感度は数値で表示されます。具体的には50、100、200、400と倍ずつ増えてゆきます。
この数字が大きくなるほど高感度になり、機種にもよりますが最近では何万と設定できるようになっています。
【SONY a7RII】は102400まで設定できました。使う時あるのでしょうか。
また、より細かく感度を設定できる機種も増えており、この場合は125や160などと表示されます。
ISO感度の使い方と変更の仕方
カメラの撮影モードをフルオートにしていると、ISO感度を設定することはできません。
ではどうすれば使うことができるかと言うと、「プログラムモード」や「絞り優先モード」「シャッター優先モード」「マニュアルモード」などに設定しましょう。
ISO感度を設定できるボタンがある場合はそこを押し、無い場合はメニュー画面から設定項目を探し出す必要があります。機種によってはISO感度専用のダイヤルがあるので、そこを回してみましょう。
どんな場面で使えばよい？効果的な使い方を解説
設定を変更する方法は分かっても、どんな時に使えば分らないと意味がありません。
そこでこの項目では、どんな考え方で感度を変更すれば良いかをご説明します。
さきほど高感度や低感度という用語を出しました。高感度は光に敏感に反応するので、暗い場所での撮影に役立ちます。
具体的には、薄暗い室内や夕方から夜にかけての時間帯などです。こういった場所で撮影する場合は、ISO感度を上げてみましょう。
すると少しの光でもセンサーがしっかり受け止めてくれるので、シャッタースピードが速くても明るい写真を撮ることができます。
シャッタースピードが落ちると手振れしやすくなるので、高感度にすることでこうした失敗を防ぐことができます。
また、明るい場所であっても動きの速いものを撮るときはISO感度を上げましょう。具体的には新幹線や飛行機といった乗り物、スポーツ選手を撮るときなどです。
最近の機種では画像処理技術が向上しているので、ISOを1600や3200まで上げてもかなり綺麗な写真を撮ることができます。
数値をあげすぎたり、古い機種を使ったりすると「ノイズ」が増えてザラザラな画像になってしまうので注意が必要です。
それとは逆に低感度は、シャッタースピードを意図的に遅くするときや、絞りを開放にしたいときに利用します。
たとえば滝を撮る時に糸を引いたような写真にしたいときは、感度を下げることでシャッタースピードを遅くすることができます。
また晴れた日の屋外は明るいので、ISOが100や200でも十分となります。絞りを開放にすると背景をぼかす撮影ができるので、人物や花を撮るときに向いています。
まとめ
このようにISO感度とは「光の感受性」のことを表しています。
そして、感度を上げたり下げたりすることで、シャッタースピードや絞りを自在に操ることができます。周囲の明るさや被写体に応じて、試しにISO感度を変更してみましょう。
実際に使ってゆくなかで、使い方が上達するでしょう。
